2018四季の小貝川保育園

泳げる水質があり、砂浜や河川林などの多様な自然環境を有する小貝川(取手市)で四季の野外体験活動を行います。
子ども達の五感を刺激する体験活動を通して、感動する心を育み、仲間たちと川で遊ぶ楽しさと
そこに住む生き物や環境との関わりを通して川を大切にする心を育みます。
行われるプログラムは、園長が役員を務める公益財団法人ハーモニィセンター
NPO法人川に学ぶ体験活動協議会が子ども達の安全を考慮して開発しました。
この活動は、平成28年から公益財団法人日本河川協会の河川基金の助成を受けて行われています。

6月2日 小貝川騎馬パトロール
小貝川の堤防と河川敷の約3㎞のコースで引馬に乗って、風景を楽しみながらパトロールします。
馬に乗ると視線の高さが2m位になり、草陰のゴミを見つけやすくなります。
この日は、牛久沼から来た白鳥やフラワーカナルのポピーを見ることができました。
6月28日 川はどんなところだろう
本やお話では、様々な人やモノが川から流れてきます。
川に入り、水の温度を感じ、生き物の気配を探ります。
また創作の時間に自分で作った船を川に浮かべて、流れを生む水のエネルギーを感じます。
この活動は、夏の川遊びで、自分が流れることで水のエネルギーを実感し、水温の変化によって季節の変化を感じ取ることにつながっていきます。
8月17日 川の生き物さがしと川遊び
玉網で小貝川の川岸に生えている植物の下をすくう「ガサガサ」と呼ばれる方法で水中の生き物を採取して観察します。
この日は、ヌマエビやザリガニ、ウシガエルのオタマジャクシ、アメリカナマズの稚魚等が捕れました。
流通経済大学スポーツ健康科学部の寺中祥吾先生にご協力いただきました。
体験を表現する
小貝川での野外体験活動ごとに体験したことや考えたことを絵日記で表現します。
自然の中で心を動かす出来事に出会い、その時に、したり、見たり、聞いたり、感じたり、考えたことを自分なりに表現することは、豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにします。
9月19日 Eボート川下り

通経済大学スポーツコミュニケーション学部の寺中祥吾助教授とゼミの学生たちと協力して、Eボートでの川下りにチャレンジしました。
ポニー牧場から約4㎞上流で組み立て式のEボートを子どもたちと学生が協力して組立て、小貝川の自然を体験しながら力いっぱいパドルを漕ぎました。
10月3日 秋の生き物探し
小貝川の河川敷とポニー牧場で生物探しをしました。
河川敷は、台風で冠水したためあまり生き物を見つけられませんでした。
堤防の上でトノサマバッタやアキアカネ、スズメガの幼虫を採集して観察しました。
ポニー牧場の周りには、馬房に敷いているオガクズが風で飛ばされて堆肥化している秘密の場所があります。
そこを園長先生がスコップで掘るとカブトムシの幼虫がたくさんいました。